2025.04.28

こどもの日は、どんな日?

皆さんこんにちは!訪問看護ステーションしんえいです!
4月もあっという間に終わりに近づいていますね。 5月5日はこどもの日です!🎏

5月5日は「こどもの日」。  
国民の祝日のひとつで、「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と法律で定められています。

昔から日本では、子どもたちの健やかな成長を願い、端午(たんご)の節句としてお祝いする文化がありました。  
男の子の節句というイメージが強いですが、いまでは男女問わず、すべての子どもたちのための日となっています。

~鯉のぼりや兜飾りに込められた願い~
こどもの日といえば、青空に泳ぐ鯉のぼりや、立派な兜(かぶと)の飾りを思い浮かべる方も多いでしょう。

*鯉のぼり*…鯉は流れの強い川をのぼる力強い魚。どんな困難にも負けず、大きく成長してほしいという願いが込められています。
 *兜や鎧(よろい)**…子どもを病気や事故から守る「お守り」として飾られます。

ひとつひとつの飾りに、昔の人たちの深い思いが込められているのですね。

こどもの日には、どんなことをする?

こどもの日には、以下のような行事や食べ物でお祝いすることが多いです。

**柏餅(かしわもち)を食べる**  
 柏の葉は新しい芽が出るまで古い葉が落ちないため、「家系が絶えない」という縁起を担いでいます。
 
 **菖蒲湯(しょうぶゆ)に入る**  
 菖蒲の葉には邪気を払う力があるとされ、無病息災を願ってお風呂に浮かべます。

**家族で一緒に過ごす**  
 特別なことをしなくても、子どもたちの成長をあたたかく見守る時間を持つだけでも素敵なお祝いになります。

私たちも、日々の支援のなかで子どもたちの成長を間近に感じることが多くあります。  
「昨日できなかったことが、今日はできた」  
「少しずつ笑顔が増えてきた」  
そんな小さな一歩一歩に、大きな意味があると実感しています。

これからも地域の中で、子どもたち一人ひとりの成長を支え、ともに歩んでいきたいと考えています。


皆さま、素敵なこどもの日をお過ごしください♪

2025.04.22

【気温上昇にご用心!】──熱中症から身を守るために

こんにちは!訪問看護ステーションしんえいです。
 
春の心地よさを感じる間もなく、急に暑さを感じる日が増えてきました。  
体がまだ暑さに慣れていないこの時期は、熱中症になりやすい時期でもあります。

特に高齢の方や体調に不安のある方は、気づかないうちに水分不足や体温上昇が進んでしまうことがあるため、注意が必要です。

 熱中症は、真夏より「今」が危ない?

「熱中症」と聞くと、真夏を思い浮かべる方が多いかもしれません。  
でも実は、春から初夏の“体がまだ暑さに慣れていない時期”こそ要注意なのです!

また、屋外だけでなく、室内でも発症するケースが増えています。  
「エアコンをつけるほどではない」と思っているうちに、部屋の中が高温多湿になっていることも…。

こんな方は特に注意!

・高齢の方や持病のある方  
・一人暮らしで体調の変化に気づきにくい方  
・体温調節機能が落ちている方(自律神経の乱れや薬の影響など)  
・暑くても水分をあまり摂らない方

今日からできる熱中症予防3つのポイント

① こまめな水分補給  
喉が渇く前に、少しずつ水分をとる習慣をつけましょう。  
高齢者の方には、「1日○回飲みましょう」など具体的な声かけが効果的です。

 ② 部屋の温度・湿度をチェック  
温度計・湿度計を活用し、エアコンや扇風機で室内環境を快適に保ちましょう。  
「我慢しない」ことが、命を守る行動につながります。

③ 服装を工夫する  
通気性のよい服、明るい色の帽子、ゆったりした衣服なども熱中症対策になります。  
外出の時間帯も、なるべく暑い時間は避けましょう。

私たち訪問看護も、日々の体調管理に加えて、季節の変化にも寄り添ったサポートを行っています。

・水分摂取の確認と声かけ  
・室温・服装のチェック  
・体調の変化への早期対応  
・ご家族への予防のアドバイス など

暑さに「慣れていない今」が、一番危ない時期です。
熱中症は予防が何より大切。  
皆さまが、これからの季節を元気に乗り越えられるように、私たちも一緒に見守っていきます!

2025.04.14

ゴールデンウィーク

こんにちは!「訪問看護ステーションしんえい」です。
突然ですが、皆さんは今年のゴールデンウィーク、どう過ごしますか?

カレンダーの並びと連休の予定
今年(2025年)のゴールデンウィークは、以下のような並びです!

4月29日(火)昭和の日
5月3日(土)憲法記念日
5月4日(日)みどりの日
5月5日(月)こどもの日
5月6日(火)振替休日

前後にお休みをつなげると、最大で10連休になる方もいらっしゃるようです。

「お休み」がうれしい人もいれば、そうでない人も。
ゴールデンウィークは楽しいイメージがある反面、
「普段の支援がなくて不安になる」
「家族が忙しくなり、逆に孤独を感じる」
という方も少なくありません。

訪問看護や福祉の現場では、この時期にこころの不調や体調の波が出やすいことを、日々の経験から感じています。

ゆっくり、ていねいに「自分をととのえる時間」に。
どこかに出かけなくても、豪華な予定がなくても、
ゴールデンウィークは「ちょっと立ち止まって、心と体をととのえる時間」として使うこともできます。

朝、いつもよりゆっくり起きてみる
季節の花を眺めてみる
日光を浴びながら深呼吸してみる
身近な人に「ありがとう」を伝えてみる

そんなシンプルな時間の中にも、心を癒す力があります。

体調の変化、不安な気持ち、生活上の困りごとなどがあれば、無理にがまんせず、ぜひご相談ください。

「特別なことをしなくても、心が満たされる連休があってもいい」
それぞれのゴールデンウィークが、安心とあたたかさに包まれたものになりますように。

2025.04.08

季節との上手な付き合い方

こんにちは!「訪問看護ステーションしんえい」です。
だんだんと気温も温かくなり、桜も満開の季節をなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は季節との上手い付き合い方についてお話したいと思います。

春から夏へ──季節の変わり目に、こころと体をととのえ、
ゆっくりと、でも確実に季節は進んでいきます。

ぽかぽかとした陽気に桜が咲き、やわらかな風が吹く春。  
気がつけば、少しずつ日差しが強くなり、汗ばむような夏の気配が近づいてきます。

「春は心地よいはずなのに、なんとなく体がだるい…」  
「夏が来ると思うと、なんだか気持ちが落ち着かない…」

そんな声を、訪問先でもよく耳にします。

春から夏にかけては、気温や湿度の変化が大きく、体調を崩しやすい時期です。  
また、新しい環境・生活の変化・気圧の影響などが重なり、心の調子にも影響が出やすくなります。

とくに高齢の方や体力が落ちている方、こころに不安を抱えている方にとっては、少しハードな季節の変わり目でもあります。

「しんどいな」と感じたら、季節のせいかもしれません

気分が上がらないとき、「自分が弱いから」と責めてしまう方もいます。  
でも、そうではありません。

私たちの心と体は、「季節や天気とつながっている」もの。  
少し眠りが浅くなったり、食欲が落ちたり、やる気が出なかったり──それは春から夏への自然な反応かもしれません。

・季節とうまく付き合う3つのポイント
① 体調の「ちょっとした変化」に気づく  
のどの渇き、食欲の有無、眠りの質…  
小さな変化は、大きな不調の前ぶれかもしれません。日々の気づきを大切にしましょう。

② 汗や熱を「我慢しない」  
夏に向けて、こまめな水分補給・通気性の良い服装・冷房の上手な利用が必要になってきます。

③ 気分のゆらぎも「季節の一部」ととらえる  
無理に元気を出そうとせず、「今日はゆっくりしよう」と自分に優しくすることも、立派な健康管理です。


私たち訪問看護は、病気や障がいのケアはもちろん、こうした季節の移り変わりにも目を向けながらサポートしています。  
「なんとなく元気が出ない」「最近眠れない」そんな小さなサインを見逃さず、一緒に向き合っていけたらと思っています。

季節は移り変わっても、「自分のペース」で過ごすことがいちばん大切。
春から夏へのこの時期、少しだけ自分をいたわりながら、毎日を過ごしていきましょう。

2025.04.03

天候とこころの関係

天気とこころの関係──「今日はなんだか気分がのらないな」と感じたら

「曇りや雨の日は、気分が落ち込みやすい」って本当?
「今日はなんだかやる気が出ない」
「外に出るのが面倒に感じる」
そんな気持ちになる日、ありませんか?

実は、こうした気分の変化には「天候」が大きく関わっていることがあります。
とくに、雨や曇りの日は、心の働きに関わる“セロトニン”という脳内物質の分泌が少なくなると言われており、気分が落ち込みやすくなる傾向があるのです。

気圧や湿度の変化も、体とこころに影響
低気圧が近づくと、頭痛やだるさ、眠気などが出やすくなる方もいらっしゃいます。
これは「気象病」とも呼ばれ、最近では医療や福祉の現場でも注目されています。

からだが重いと、気分も落ち込みやすくなりますよね。
「自分だけじゃない」と知っておくだけでも、少し気持ちがラクになるかもしれません。

晴れの日は「心のビタミン」
一方、晴れた日には、太陽の光を浴びることでセロトニンの分泌が活性化し、前向きな気分になりやすいとも言われています。
朝少しだけ日光を浴びる、ベランダに出て深呼吸をする──それだけでも心が軽くなることがあります。

天候に振り回されすぎず、「わたしのペース」を大切に
「今日は雨だから無理しない」
「晴れてるから散歩してみようかな」

そんなふうに、天気と気分を“敵”ではなく“パートナー”として付き合ってみるのもひとつの考え方です。

天候による気分のゆらぎは、誰にでも起こる自然な反応。
無理せず、自分のペースで過ごすことが何より大切です。

訪問看護では、そんな「心の天気」にも寄り添います。
私たち訪問看護では、体調だけでなく、「今日は気分が晴れないな…」という声にも耳を傾けています。
季節や天気による影響もふまえながら、日々の暮らしをサポートしていきます。

こころの天気予報は、毎日変わってあたりまえ。
晴れの日も、雨の日も、あなたらしく過ごせますように。