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2025.08.07

【スタッフ研修報告】発達検査を“支援に活かす”ために

先日、スタッフ研修を行いました。今回のテーマは「発達検査の理解と活用」です。

日々の支援の中で「この子にはどんな特性があるのか」「どうすればもっと力を伸ばせるか」と考えるうえで、発達検査の情報はとても大切な手がかりになります。しかし、「検査結果=得点や偏差値」と捉えてしまうと、本当に大切なことが見えにくくなってしまいます。

今回の研修では、

  • 発達検査の概要(どんな検査があるのか)

  • 検査の目的や意味

  • 検査結果の見方(得意・不得意の傾向や特性の読み取り)

  • 結果を支援にどう活かすか

  • 保護者の困り感にどのように答えるか

といった内容を学び、実際の支援場面を想定して意見交換も行いました。

「言葉での説明が苦手かもしれないけど、数字の処理は早い」
「この子は記憶が弱いというより、聞いたことをイメージで理解するのが苦手なのかもしれない」

そんな気づきが、検査結果から得られることもあります。

そしてその気づきが、「ではどんな教材が合うのか」「どんな伝え方ならわかりやすいのか」という日々の支援につながっていきます。

今後も、子ども一人ひとりの理解を深めるために、こうした学びの機会を大切にしていきます。
そして保護者の皆さまにも、必要な情報をわかりやすく、丁寧にお伝えできるよう心がけてまいります。

2025.08.04

夏休み、生活リズムは“ちょっとだけ”意識してみよう!

こんにちは!訪問看護ステーションしんえいです。

夏休み真っ只中の方もいるのではないでしょうか?🍉
朝ゆっくり起きて、夜は花火に虫の音…。そんな自由な毎日も、実は“脳とこころ”にちょっとした影響を与えることがあります。

🧠生活リズムと「こころ」の関係
人の脳は、同じ時間に起きて、同じ時間に眠ることで安定しやすくなります。
実は、体内時計は「朝の光」を浴びることでリセットされ、

* 気持ちが前向きになる
* 集中力が保ちやすくなる
* イライラしにくくなる
 など、メンタルヘルスにも良い影響があるんです。

 🌅夏休みでも「起きる時間」だけはキープ
全部を学校と同じようにする必要はありません。
でも、「起きる時間」だけでも決めておくと、体とこころのリズムが乱れにくくなります。
ポイントは…

* 朝カーテンを開けて太陽の光を浴びる
* 起きたらまずコップ一杯の水を飲む
* できれば同じ時間に朝ごはん

これだけでも、気分が落ちにくく、だらだらモードを防げます🌈

 📝夏休み明けに向けてできること
夏休みが終わる1週間前くらいから、少しずつ「登校モード」に近づけるのがおすすめ。
ゲームや動画も楽しいですが、遊びと休みと眠る時間のバランスを少し意識してみましょう。

 

生活リズムが整うと、心も落ち着きやすくなります。
わたしたち訪問看護でも、「日常生活の整え方」や「子どもの気分の波」についてのご相談をお受けしています。
お気軽にご相談くださいね🌻

2025.08.01

夏休みの過ごし方🍉

こんにちは、訪問看護ステーションしんえいです。

長いようであっという間の夏休み。
子どもたちにとっては、わくわくがいっぱいの季節ですね。

学校がお休みになると、生活リズムがくずれがちだったり、
「何をしたらいいの?」と迷う時間が増えることも。
でも、だからこそ——
ひとつでも「できた!」と思える体験を重ねていけたら、
夏休みはぐっと楽しく、安心できる時間になります。

たとえば、
* 朝、決まった時間に起きてみる
* お手伝いにチャレンジする
* やってみたかったことに挑戦してみる

どれも、小さな「できた!」の種になります。

保護者のみなさまにとっても、夏休みは子どもとゆっくり向き合える貴重な期間です。
いつもは忙しくてできない会話やふれあいを、この機会にたくさん楽しんでみてくださいね。

訪問看護では、
お子さんの気持ちや体調の変化、生活リズムの調整など、
ご家庭での「夏休みの過ごし方」を一緒に考えるお手伝いをしています。

「やってみよう」があるだけで、心は前に進みます。
今年の夏も、元気な笑顔がたくさん咲きますように🌻

2025.07.24

7月21日「発達サポートセミナー」開催レポート!

7月21日に「発達サポートセミナー」を開催しました!
このセミナーでは、児童精神科医の先生をお招きし、日々の子育てに役立つ実践的なアドバイスやテクニックをたくさん学びました。

特に印象的だったのは、子育てにおける「褒める」ことと「怒る」ことについてのお話。
先生は、『褒める』とは具体的にどのような行動を指すのか、そしてそれを子育てにどのように取り入れていくかについて、非常にわかりやすく説明してくださいました。

私たちは普段、何気なく褒めていることもありますが、実はその言葉やタイミング、方法が子どもの成長に大きく影響を与えることがあるんです!
褒め方ひとつで、子どもの自信や行動に大きな違いが生まれることを学ぶことができました。

また、セミナーの途中から、子どもたちはスタッフと一緒に楽しく過ごしました。
子どもたちも楽しみながらリラックスできる時間を持ち、保護者の方々はセミナーに集中できた様子でした。

セミナー終了後、参加者の皆さんからは以下のような感想をいただきました

「子どもにどう接するべきか、具体的な方法を知ることができました。」
「褒め方や怒り方の具体例が分かりやすく、すぐに実践してみたいと思いました。」
「お母さん自身が元気でハッピーでいることが大切だと気づき、子どもの前で笑顔でいるよう心がけたいと思います。」

このセミナーでは、内容が盛りだくさんで、質問の回答が終わらないほどでした!
参加された皆さまからは、「もっと知りたい」といった声が多数寄せられましたので、今後も発達サポートに関するセミナーや勉強会を開催する予定です。

次回もぜひ、ご参加いただき、お子様との接し方を一緒に学びましょう!
子育ての不安や悩みを共有し、解決するためのヒントが盛りだくさんです!

セミナーにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
次回のセミナーでもお会いできることを楽しみにしています。

2025.07.23

花火大会の楽しみ方と心がけ🎆

こんにちは!訪問看護ステーションしんえいです。
暑さが続く毎日ですが、皆さま体調はいかがでしょうか?

夏といえば、夜空を彩る花火大会。
地域の大きなイベントとして、毎年楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

 ◆ 花火は「音」も魅力。でも少しだけ注意も
大きな音や人混みが苦手な方にとっては、少し緊張する時間になることも。
ご本人やご家族の体調にあわせて、
「少し遠くから見る」「混雑時間を避ける」など、無理なく楽しむ方法を工夫してみてくださいね。

◆ 小さな楽しみも大切に
外出が難しい方には、YouTubeなどで花火映像を見るのもおすすめです。
「夜に花火の絵を描いてみる」「線香花火をしてみる」など、
花火を感じる工夫は意外と身近にあるものです。

この夏が、皆さまにとって穏やかで、
小さな「わくわく」がたくさんある季節となりますように。

今後も、体調のこと・外出のこと・過ごし方のことなど、
どんなことでもお気軽にご相談ください🌻

2025.07.17

海の日

こんにちは、訪問看護ステーションしんえいです。
7月21日は「海の日」ですね。みなさん、いかがお過ごしですか?
「海の恩恵に感謝し、海洋国・日本の繁栄を願う日」とされていますが、実は季節の節目を感じる、大切なきっかけにもなります。

海にはなかなか行けないけど、夏の空や風のにおいを感じると、なんだかちょっとワクワクしますよね。

訪問先でも、「昔は海まで自転車で行ったよ〜」なんて思い出話を聞かせていただくことがあります。
懐かしい話をしていると、こちらまでほっこりします☺️

夏は、水分補給や室温のチェックなど、体調を崩さないように気をつけることがたくさんありますよね。
でも、季節を感じるちょっとした会話も、すごく大事だなと思っています。

「暑いけど元気?」
「スイカ食べた?」
そんな何気ないやりとりが、日々の安心につながればうれしいです。

これから本格的な夏がやってきます。
無理せず、エアコンも我慢せず、涼しくお過ごしてくださいね。

私たちも暑さに負けず、元気に訪問にうかがいます!🌊🍉

2025.07.08

外出が難しい方へ――室内でできる夏の楽しみ方

みなさんこんにちは!訪問看護ステーションしんえいです。
暑さが厳しくなり、外出を控える日が増えてきましたね。
「暑くて出かけられない」「人混みは不安」など、さまざまな理由で夏のお出かけをためらう方もいらっしゃると思います。

でも、夏を楽しむ方法は室内にもたくさんあります。

🌻 室内で気軽に楽しめること
*季節の飾りつけ
  ひまわりや風鈴など、見た目から涼しさを感じるアイテムを飾ると気分も明るくなります。
*アイスや冷たいお茶を楽しむ
  小さな「ごほうび時間」をつくるだけでも、リラックスにつながります。
*写真や映像で“夏旅”気分
  海や花火の映像をテレビやスマホで楽しんで、気分だけでも夏のお出かけに。
*昔の夏の思い出を話してみる
  「子どものころの夏休み」「家族旅行の話」など、心が少しほぐれる時間になるかもしれません。

暑さで体力や気力が落ちやすい時期ですが、
ちょっとした工夫で夏らしい時間を過ごせることもあります。

訪問看護の中でも、季節に合わせた声かけや工夫を取り入れています。
「こんな楽しみ方をしてみたい」など、ぜひ気軽にお話しくださいね。

2025.07.01

七夕

こんにちは。訪問看護ステーションしんえいです!
7月7日は「七夕(たなばた)」の日。
街中や施設、保育園などで、笹の葉にカラフルな短冊が飾られているのを見かけることも増えてきましたね。

七夕の由来をご存じですか?
七夕は、中国から伝わった「織姫と彦星」のお話が由来です。

天の川をはさんで暮らしていたふたりは、年に一度、7月7日だけ会うことが許されたというロマンチックな伝説があります。
日本では、この日に願いごとを短冊に書いて笹に結ぶ習わしが広がり、今でも多くの人に親しまれています。

短冊に願いごとを書いてみましょう
七夕の短冊には、昔から「字がうまくなりますように」「勉強ができますように」など、自分の努力や成長に関する願いを書くことが多かったそうです。

最近では——
🟠 家族が元気に過ごせますように
🟠 よく眠れますように
🟠 おいしいものを食べられますように
など、日常の小さな願いを込める方も多くいらっしゃいます。

願いごとを「書く」という行為は、気持ちを整理したり、自分を見つめ直す時間にもなります。

訪問の中でも、こんな楽しみを
私たち訪問看護ステーションしんえいでも、希望があれば利用者さまと一緒に短冊を作ることがあります。
「ひさしぶりに願いごとを書いたよ」「こういうの、なんだか楽しいね」
そんな声を聞けるのも、訪問のちょっとした楽しみです。

最後に
季節の行事は、日々の暮らしに小さな彩りを与えてくれます。
「こうなったらいいな」と思えることがあるのは、とても大切なこと。
今年の七夕も、空を見上げながら、そんな気持ちを短冊に込めてみませんか?

皆さんの穏やかな夏のひとときを、私たちも応援しています。

2025.06.27

食中毒にご用心!──じめじめ季節の「おなかの健康」を守るために

皆さんこんにちは!訪問看護ステーションしんえいです。

蒸し暑くなるこの季節、食中毒に注意が必要です!
梅雨から夏にかけての時期は、気温と湿度が高く、細菌が増えやすい環境になります。
特に6月〜9月は、食中毒がもっとも発生しやすい時期です。

訪問先でも、「食欲がない」「お腹が痛い」「下痢が続いている」といったご相談が増えてくるのがこの頃。
知らず知らずのうちに、食品の取り扱いや保存に注意が必要な時期に入っています。

食中毒の主な原因とは?
食中毒は、主に以下の3つの原因で起こります。

細菌(例:サルモネラ菌、大腸菌など)
 → 加熱不足や常温保存で増殖

ウイルス(例:ノロウイルス)
 → 手指や調理器具を通じて感染

自然毒(例:フグ、毒キノコなど)
 → 主に野外や自家採取の食品で注意

特にこの時期は、細菌性の食中毒が圧倒的に多く、温度・湿度・時間の管理がポイントになります。

すぐできる!食中毒予防の5つの基本
① 「買い物」から気をつける
生鮮品は最後に買って、すぐ持ち帰る
保冷バッグや保冷剤を活用して温度管理を

② 手洗いをこまめに
調理前・トイレの後・食事前に、石けんで30秒を目安に
指先・指の間・爪の中も丁寧に洗う

③ 調理は「よく加熱」
肉・魚・卵は中心までしっかり火を通す(75℃で1分以上が目安)
温かい料理はアツアツのうちに食べましょう

④ まな板・包丁・布巾を清潔に
生肉・生魚・野菜用で器具を分ける
調理後は熱湯や消毒用アルコールで殺菌する

⑤ 「冷蔵・冷凍」を守る
10℃以上で長時間放置すると細菌が急増します
食べ残しはすぐ冷蔵庫へ(4℃以下)、再加熱も忘れずに

高齢者・お子さま・持病のある方は特に注意を!
免疫力が落ちている方や消化器が弱い方は、少しの菌でも重症化することがあります。
下痢・発熱・吐き気があるときは、無理せず医療機関へ。
また、脱水症状にも注意が必要です。

「いつも通り」が通じにくいこの季節。
ちょっとした心がけが、大きな安心につながります。

最後に
「見た目・におい・味が大丈夫」でも、安心はできません。
湿気と暑さの季節、食中毒を防いで、おなかも心も快適に過ごしましょう!

私たち訪問看護も、皆さまの健康と日常をしっかりサポートしてまいります🍚🧼

2025.06.25

より良い支援を目指して、スタッフ研修を行いました

今回の研修では、改めて「私たちの事業所が目指す支援とは何か?」を全員で共有し、支援の質の向上とチーム力の強化を図ることを目的としました。

まずは、代表から私たちの事業所の目指す姿について話があり、各事業のコンセプトについて講和がありました。
日々の業務に追われる中でも、原点に立ち返り、私たちの支援が誰のためにあるのかを確認する大切な時間となりました。

また、後半にはグループワークも実施。
「伸栄学習会のコンセプトを考える」をテーマに、少人数に分かれて話し合いました。
それぞれの経験や思いを交えながら意見を出し合い、チームとしての一体感もより強くなったように感じます。

今回の研修を通じて、スタッフ一人ひとりが同じ方向を向いて支援に取り組んでいくための、良い機会になりました。
今後もこうした時間を大切にしながら、よりよい支援を提供できるよう努めてまいります。