ブログ


2024.04.05

『お手玉』の効果とは!?

今週は、訪問で取り組んでいるお手玉についてのご紹介をします。


お手玉は、小さな布袋に小豆を入れ、投げ受けする遊びです。
日本の伝統的な遊びの一種でもありますね。

訪問看護では、お手玉キャッチをしています。
その効果についてご紹介していきます。

①目で見る力:
投げられたお手玉を目で追う力や、近づいてくるお手玉に焦点を合わせる力を養うことが期待できます。
お手玉の軌道(山なり、真っ直ぐ)を変えることで眼を動かす範囲を変化させることもできます。

②力をコントロールする:
お手玉を相手に向かって投げる時に、力を調節する働きが期待できます。
投げる距離を変えながら行うことで、お腹周りや肩から指先にかけ、力を入れるタイミングや強弱を学習していきます。
自分の身体に意識を向ける練習にもなります。


日常生活で、鉛筆などを力強く握ってしまい疲れやすい、身体の使い方がぎこちなく生活に支障がある方に提案することがあります。

他にも、感情コントロールやバランス機能、社会交流など、様々な効果が期待できます。

これからもお手玉を提案していきたいと思います。

以上、お手玉についてのご紹介でした!

2024.03.26

春の訪れを彩るめじろと梅

今回は、先日の訪問の際に公園で、「春」を見つけましたのでご紹介させて頂きたいと思います♪

見つけた春は、「めじろと梅の調和」です。

皆さん、めじろという小鳥を知っていますか?
めじろは日本固有の可愛らしい鳥であり、日本の庭先や公園・山林などでよく見られる小さな鳥です。
その明るい緑色の体と白い目の周りの輪が特徴であり、活発に木々の間を飛び回り、その愛らしい姿に癒されます。
梅の花は春の象徴として古くから親しまれています。
白やピンクの色合いを持ち、寒さが残る中で咲くため、春の到来を告げる重要な花です。
梅の花は美しさだけでなく、その独特の香りも魅力的です。
春の早い段階で梅林を訪れると、その香りに包まれて心が癒されます。
めじろと梅の花は、春の風景を彩る二つの要素ですが、一緒に見ることができるとさらに美しい光景となります!
めじろが梅の枝に止まり、花の蜜を求める姿は、まさに春の訪れを感じさせる光景です。

皆さんもぜひ身の周りの「春」を沢山見つけてくださいね!

2024.03.22

『アロマテラピー』とは?

今回はアロマテラピーについてお伝えします。アロマの力を借りて、季節の変わり目の不調を乗り越えましょう。



◯アロマテラピーとは
アロマテラピーとは、「植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法」と定義されています。

植物がもっている香りを、心身の癒やしに役立てようという考え方は、古代エジプトの壁画に香油の壺や香炉が描かれるように、数千年前からありました。

アロマテラピーは日本語では芳香療法と訳されており、植物の花、葉、茎、根、樹皮などから水蒸気蒸留で抽出した精油を用いる方法が一般的です。
アロマテラピーは広義ではコーヒーの香りで目覚めたり、ショウガの香りで食欲が湧いたりすることが含まれます。

◯アロマテラピーの健康効果
人が香りを感じる仕組みは、空気中に漂う香りの成分が呼吸と共に鼻に入り、その香りの成分が鼻の嗅粘膜に溶け込み、香りの成分を情報として嗅細胞がキャッチします。
その後、嗅神経・嗅球・嗅索を通り、大脳に伝えられ、人は香りを感じます。
香りの刺激によって、集中力が高まったり、鎮静効果をもたらしたりします。

また、アロマテラピートリートメントなどでは、精油成分が皮膚から働きかけることもわかっています。

他にもアロマテラピーによって、
免疫力に関係するNK細胞活性値が上昇したり、
女性ホルモンの一種であるエストロゲン濃度が増加したり、
月経痛が改善したり、
メラニン産生を抑制したり、
副交感神経の高まりによって動脈機能が改善したり、
多くの身体への効果が報告されています。

アロマオイルの香りには期待できる効果があるといわれていますが、アロマオイルの香り選びで一番大切なことは、必ず自分の鼻で香りを試して「よい香り」だと感じるものを用いることです。

・集中力を高めたいときに向いている香り→ペパーミント、レモン、ローズマリー、ユーカリ

・眠れないときに向いている香り→カモミール、ネロリ、マージョラム、ラベンダー

・やる気がでないときに向いている香り→クラリセージ、グレープフルーツ、ジャスミン

・元気がでないときに向いている香り→グレープフルーツ、カルダモン、レモングラス、ローズマリー

2024.03.14

首振りわんわん(折り紙)

こんにちは。
訪問看護ステーションしんえいです。

今回も、前回に引き続き、折り紙についての説明をさせていただきます!第2弾です!
最後までご覧いただけると嬉しいです。
ブログをご覧の皆様は、普段折り紙を折りますか?
スタッフの私はほとんど折りません(折れません)。

今回は首振りわんわんという犬の折り紙を作成しました。
身体と顔の2つのパーツを繋ぎ合わせて完成です。

参考書とにらめっこをしていると、利用者が折り紙を見せながら、
「こういう風に折ります」
と教えていただきました。

「折り紙」という作業を通して、「同じ作業をすることで所属している感覚」を味わったり、「他者に教える」といったコミュニケーションを図ることができました。
完成後は「可愛い」と呟いていました。

人と話すことが苦手な方も、好きなことや得意なことをきっかけに、人と自然にコミュニケーションを取れることや、教えることで「人の役に立っている」ことを実感し、自己肯定感・有能感を育むこともできるのかなと感じました。

たくさん教えていただきありがとうございました!

2024.03.08

折り紙

折り紙は、身近な材料で子どもから大人まで手軽に楽しめるアクティビティです!
本日は、折り紙が持ついくつかの効果やメリットを紹介したいと思います。

①集中力と注意力の向上:
折り紙を作る過程で、正確な折り目や綺麗な形を作るために集中力と注意力が求められます。
このような繊細な作業を通じて、集中力や注意力を高めることができます。

②手先の発達とモータースキルの向上:
折り紙を折ることは、手先の細かい動きを促進し、モータースキルを向上させる効果があります。
特に子供たちにとって、折り紙は手先の発達や協調性を促す有益な遊びの一つです。

③創造性と想像力の養成:
折り紙を使って様々な形や模様を作ることは、創造性や想像力を養うことにつながります。
自分のアイデアやイメージを形にする過程で、創造力を発揮することができます。

④ストレス解消やリラックス効果:
折り紙を折ることは、リラックスやストレス解消につながる効果があります。
集中力を要する作業として、折り紙を作ることで日常のストレスを忘れることができ、心身のリフレッシュが図れます。

⑤学習意欲や成就感の向上:
折り紙を作ることで、完成した作品を見る喜びや達成感を味わうことができます。
このようなポジティブな経験を通じて、学習意欲や自己肯定感を高める効果が期待できます。

これらの効果を考慮すると、折り紙は単なる趣味や手芸だけでなく、学習や発達にもプラスの影響を与えることがわかります。

寒い日がまだ続くので、皆さんも折り紙を折ってみるのはいかがでしょうか。

2024.02.28

花粉症と健康~季節の変化がもたらす影響~

花粉症の季節ですね。
最近では、発症も低年齢化してきましたね。
皆さんは、悩まされていないでしょうか。

花粉症は、春先から初夏にかけての季節に特に顕著に現れるアレルギー反応です。しかし、花粉症は単なる鼻水やくしゃみだけでなく、健康にも様々な影響を与えることが知られています。

1. 睡眠障害への影響:
花粉症の症状に苦しむ人々は、特に夜間に鼻づまりやくしゃみによって睡眠を妨げられることがあります。
睡眠不足は健康に悪影響を及ぼし、日中の注意力や集中力の低下、イライラやストレスの増加などにつながる可能性があります。

2. アレルギー性鼻炎とアスマ:
花粉症はアレルギー性鼻炎の一形態であり、これが悪化すると重度のアスマ(気道の炎症による呼吸困難)を引き起こす可能性があります。
花粉症の症状が放置されると、気道が炎症を起こし、アスマの発作が増加するリスクが高まります。

3. 皮膚状態との関連性:
花粉症は皮膚の状態にも影響を与えることがあります。特に、アレルギー反応によるかゆみや湿疹が、花粉症の症状と同時に現れることがあります。

4. 精神的健康への影響:
花粉症の症状が長期間続く場合、ストレスや不安が増大することがあります。
これは、日常生活における制約や睡眠障害などの影響から生じる可能性があります。

花粉症は、その症状だけでなく、健康全般に多岐にわたる影響を及ぼすことがあります。
これらの影響を軽減するためには、適切な治療や対処法を見つけることが重要です。

医師やアレルギー専門家との相談を通じて、健康を維持し、花粉症と上手に付き合う方法を見つけましょう!

2024.02.22

寒暖差と体調管理

最近、寒暖差が激しく体調管理が難しいですが、皆さん体調は大丈夫でしょうか。
気温の変化や乾燥などが体に与える影響は大きく、健康への配慮が求められます。

寒暖差とは、昼夜や季節による気温の差異のことです。
寒暖差の激しい環境下では、免疫力が低下しやすくなります。また、急激な温度変化は血圧や血糖値にも影響を与え、体調不良を招くことがあります。

対策として…
①十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事。
②温かい飲み物を摂ることで体を温める。
③適切な服装で体を保温する。
④室内の湿度管理を行い、乾燥を防ぐ。
⑤定期的な運動やストレッチで血液循環を促進する。

寒暖差のある季節において、体調管理は重要です。
適切な対策を取りながら、健康な生活を送ることが大切です。
皆さんも注意してお過ごしいただければと思います。

2024.02.14

モザイクタイルコースター作り

こんにちは。
訪問看護ステーションしんえいです。
今回は、モザイクタイルコースターについてご紹介していきます。

先日、伸栄学習会でモザイクタイルコースター作りを行いました。
様々な模様のタイルを並べて、好きな模様を作成していました。
規則正しく並べたり、顔の形を作成したり、1人1人の個性が感じられてとても楽しいです。

また、作品を作っていくうえで生徒さんの楽しい、悩んでいる表情、「先生わかりません」といった活発な雰囲気が印象的でした。
また、作品作りを通して、自己表現する機会にもなりました。


ぜひ、皆様も一緒に作品作りをしてみませんか?
気になる方はお問合せお待ちしております!

2024.02.09

訪問看護での支援内容の一つ「ビジョントレーニング」

今回はビジョントレーニングについてご紹介・ご説明します!

【ビジョントレーニングとは?】
日常生活におけるさまざまな課題を解決する為に「見る」機能を高める練習全般を指します。

【ビジョントレーニングの効果】
1.眼球運動トレーニング
見たいものにすばやくピントをあわせる力を身につける

2.視空間認知トレーニング
見たものの形や色、距離感を正しく認識出来る

3.眼と体のチームワークトレーニング
眼から入力された情報にあわせて体を動かす働きを改善させる

【具体例】
本を読む時に行や字を読み飛ばしてしまう、ハサミを使った作業など細かな手作業が苦手
→線なぞりや線迷路など目で追う練習

黒板の文字を写すのが遅い、球技が苦手
→ランダムに書かれた数字や文字を読む「目のジャンプ」「文字探し」「ランダム読み」

探し物が苦手、お絵描きや図形の問題が苦手、人や物によくぶつかる
→見本と同じ形を作る「タングラム・パズル」「点つなぎ」

文字が綺麗に書けない、手先が不器用
→ お手本の人型と同じポーズを取る「まねっこ体操」、図に描かれた矢印の方向を声に出し両手をその方向に動かす「矢印体操」

トレーニングの意味や何のための運動なのかが分かると、ビジョントレーニングをしっかり理解して行うことが大切です!

当ステーションでは1人1人のお子様にあったビジョントレーニングも行なっていますので
お気軽にご相談ください!

2024.02.01

バルーンアート

バルーンアートは風船を使って様々な形やデザインを作ることが出来るアートです。

❀バルーンアートの利点❀
・視覚的な効果:鮮やかな色彩や独創的な形状を持つことにより、人々の視覚を引き寄せ、楽しい雰囲気を演出します。
・雰囲気づくり:空間の雰囲気を変えるのに効果的です。
・写真映え:写真撮影において魅力的な要素となります。
・リラックス効果:軽やかで柔らかい雰囲気があり、人々にリラックス感を与えることがあります。これは、特にストレスの多い状況や環境で効果的です。
・子どもたちへの喜び:子どもたちは、バルンアートが大好きなことが多く喜ぶ顔を見ることが出来ます。

実際、訪問で子どもたちと一緒に取り組むと、雰囲気もより和やかとなり楽しくて一緒に笑顔になることが出来ます。また、大人の方でもつい集中してしまいます。



寒い時期、家で過ごす時間が多いと思いますので、良かったら皆さんも作ってみてくださいね♪