お知らせ


2025.04.08

季節との上手な付き合い方

こんにちは!「訪問看護ステーションしんえい」です。
だんだんと気温も温かくなり、桜も満開の季節をなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は季節との上手い付き合い方についてお話したいと思います。

春から夏へ──季節の変わり目に、こころと体をととのえ、
ゆっくりと、でも確実に季節は進んでいきます。

ぽかぽかとした陽気に桜が咲き、やわらかな風が吹く春。  
気がつけば、少しずつ日差しが強くなり、汗ばむような夏の気配が近づいてきます。

「春は心地よいはずなのに、なんとなく体がだるい…」  
「夏が来ると思うと、なんだか気持ちが落ち着かない…」

そんな声を、訪問先でもよく耳にします。

春から夏にかけては、気温や湿度の変化が大きく、体調を崩しやすい時期です。  
また、新しい環境・生活の変化・気圧の影響などが重なり、心の調子にも影響が出やすくなります。

とくに高齢の方や体力が落ちている方、こころに不安を抱えている方にとっては、少しハードな季節の変わり目でもあります。

「しんどいな」と感じたら、季節のせいかもしれません

気分が上がらないとき、「自分が弱いから」と責めてしまう方もいます。  
でも、そうではありません。

私たちの心と体は、「季節や天気とつながっている」もの。  
少し眠りが浅くなったり、食欲が落ちたり、やる気が出なかったり──それは春から夏への自然な反応かもしれません。

・季節とうまく付き合う3つのポイント
① 体調の「ちょっとした変化」に気づく  
のどの渇き、食欲の有無、眠りの質…  
小さな変化は、大きな不調の前ぶれかもしれません。日々の気づきを大切にしましょう。

② 汗や熱を「我慢しない」  
夏に向けて、こまめな水分補給・通気性の良い服装・冷房の上手な利用が必要になってきます。

③ 気分のゆらぎも「季節の一部」ととらえる  
無理に元気を出そうとせず、「今日はゆっくりしよう」と自分に優しくすることも、立派な健康管理です。


私たち訪問看護は、病気や障がいのケアはもちろん、こうした季節の移り変わりにも目を向けながらサポートしています。  
「なんとなく元気が出ない」「最近眠れない」そんな小さなサインを見逃さず、一緒に向き合っていけたらと思っています。

季節は移り変わっても、「自分のペース」で過ごすことがいちばん大切。
春から夏へのこの時期、少しだけ自分をいたわりながら、毎日を過ごしていきましょう。