お知らせ


2025.06.27

食中毒にご用心!──じめじめ季節の「おなかの健康」を守るために

皆さんこんにちは!訪問看護ステーションしんえいです。

蒸し暑くなるこの季節、食中毒に注意が必要です!
梅雨から夏にかけての時期は、気温と湿度が高く、細菌が増えやすい環境になります。
特に6月〜9月は、食中毒がもっとも発生しやすい時期です。

訪問先でも、「食欲がない」「お腹が痛い」「下痢が続いている」といったご相談が増えてくるのがこの頃。
知らず知らずのうちに、食品の取り扱いや保存に注意が必要な時期に入っています。

食中毒の主な原因とは?
食中毒は、主に以下の3つの原因で起こります。

細菌(例:サルモネラ菌、大腸菌など)
 → 加熱不足や常温保存で増殖

ウイルス(例:ノロウイルス)
 → 手指や調理器具を通じて感染

自然毒(例:フグ、毒キノコなど)
 → 主に野外や自家採取の食品で注意

特にこの時期は、細菌性の食中毒が圧倒的に多く、温度・湿度・時間の管理がポイントになります。

すぐできる!食中毒予防の5つの基本
① 「買い物」から気をつける
生鮮品は最後に買って、すぐ持ち帰る
保冷バッグや保冷剤を活用して温度管理を

② 手洗いをこまめに
調理前・トイレの後・食事前に、石けんで30秒を目安に
指先・指の間・爪の中も丁寧に洗う

③ 調理は「よく加熱」
肉・魚・卵は中心までしっかり火を通す(75℃で1分以上が目安)
温かい料理はアツアツのうちに食べましょう

④ まな板・包丁・布巾を清潔に
生肉・生魚・野菜用で器具を分ける
調理後は熱湯や消毒用アルコールで殺菌する

⑤ 「冷蔵・冷凍」を守る
10℃以上で長時間放置すると細菌が急増します
食べ残しはすぐ冷蔵庫へ(4℃以下)、再加熱も忘れずに

高齢者・お子さま・持病のある方は特に注意を!
免疫力が落ちている方や消化器が弱い方は、少しの菌でも重症化することがあります。
下痢・発熱・吐き気があるときは、無理せず医療機関へ。
また、脱水症状にも注意が必要です。

「いつも通り」が通じにくいこの季節。
ちょっとした心がけが、大きな安心につながります。

最後に
「見た目・におい・味が大丈夫」でも、安心はできません。
湿気と暑さの季節、食中毒を防いで、おなかも心も快適に過ごしましょう!

私たち訪問看護も、皆さまの健康と日常をしっかりサポートしてまいります🍚🧼