ブログ


2024.03.14

首振りわんわん(折り紙)

こんにちは。
訪問看護ステーションしんえいです。

今回も、前回に引き続き、折り紙についての説明をさせていただきます!第2弾です!
最後までご覧いただけると嬉しいです。
ブログをご覧の皆様は、普段折り紙を折りますか?
スタッフの私はほとんど折りません(折れません)。

今回は首振りわんわんという犬の折り紙を作成しました。
身体と顔の2つのパーツを繋ぎ合わせて完成です。

参考書とにらめっこをしていると、利用者が折り紙を見せながら、
「こういう風に折ります」
と教えていただきました。

「折り紙」という作業を通して、「同じ作業をすることで所属している感覚」を味わったり、「他者に教える」といったコミュニケーションを図ることができました。
完成後は「可愛い」と呟いていました。

人と話すことが苦手な方も、好きなことや得意なことをきっかけに、人と自然にコミュニケーションを取れることや、教えることで「人の役に立っている」ことを実感し、自己肯定感・有能感を育むこともできるのかなと感じました。

たくさん教えていただきありがとうございました!

2024.03.08

折り紙

折り紙は、身近な材料で子どもから大人まで手軽に楽しめるアクティビティです!
本日は、折り紙が持ついくつかの効果やメリットを紹介したいと思います。

①集中力と注意力の向上:
折り紙を作る過程で、正確な折り目や綺麗な形を作るために集中力と注意力が求められます。
このような繊細な作業を通じて、集中力や注意力を高めることができます。

②手先の発達とモータースキルの向上:
折り紙を折ることは、手先の細かい動きを促進し、モータースキルを向上させる効果があります。
特に子供たちにとって、折り紙は手先の発達や協調性を促す有益な遊びの一つです。

③創造性と想像力の養成:
折り紙を使って様々な形や模様を作ることは、創造性や想像力を養うことにつながります。
自分のアイデアやイメージを形にする過程で、創造力を発揮することができます。

④ストレス解消やリラックス効果:
折り紙を折ることは、リラックスやストレス解消につながる効果があります。
集中力を要する作業として、折り紙を作ることで日常のストレスを忘れることができ、心身のリフレッシュが図れます。

⑤学習意欲や成就感の向上:
折り紙を作ることで、完成した作品を見る喜びや達成感を味わうことができます。
このようなポジティブな経験を通じて、学習意欲や自己肯定感を高める効果が期待できます。

これらの効果を考慮すると、折り紙は単なる趣味や手芸だけでなく、学習や発達にもプラスの影響を与えることがわかります。

寒い日がまだ続くので、皆さんも折り紙を折ってみるのはいかがでしょうか。

2024.02.28

花粉症と健康~季節の変化がもたらす影響~

花粉症の季節ですね。
最近では、発症も低年齢化してきましたね。
皆さんは、悩まされていないでしょうか。

花粉症は、春先から初夏にかけての季節に特に顕著に現れるアレルギー反応です。しかし、花粉症は単なる鼻水やくしゃみだけでなく、健康にも様々な影響を与えることが知られています。

1. 睡眠障害への影響:
花粉症の症状に苦しむ人々は、特に夜間に鼻づまりやくしゃみによって睡眠を妨げられることがあります。
睡眠不足は健康に悪影響を及ぼし、日中の注意力や集中力の低下、イライラやストレスの増加などにつながる可能性があります。

2. アレルギー性鼻炎とアスマ:
花粉症はアレルギー性鼻炎の一形態であり、これが悪化すると重度のアスマ(気道の炎症による呼吸困難)を引き起こす可能性があります。
花粉症の症状が放置されると、気道が炎症を起こし、アスマの発作が増加するリスクが高まります。

3. 皮膚状態との関連性:
花粉症は皮膚の状態にも影響を与えることがあります。特に、アレルギー反応によるかゆみや湿疹が、花粉症の症状と同時に現れることがあります。

4. 精神的健康への影響:
花粉症の症状が長期間続く場合、ストレスや不安が増大することがあります。
これは、日常生活における制約や睡眠障害などの影響から生じる可能性があります。

花粉症は、その症状だけでなく、健康全般に多岐にわたる影響を及ぼすことがあります。
これらの影響を軽減するためには、適切な治療や対処法を見つけることが重要です。

医師やアレルギー専門家との相談を通じて、健康を維持し、花粉症と上手に付き合う方法を見つけましょう!

2024.02.22

寒暖差と体調管理

最近、寒暖差が激しく体調管理が難しいですが、皆さん体調は大丈夫でしょうか。
気温の変化や乾燥などが体に与える影響は大きく、健康への配慮が求められます。

寒暖差とは、昼夜や季節による気温の差異のことです。
寒暖差の激しい環境下では、免疫力が低下しやすくなります。また、急激な温度変化は血圧や血糖値にも影響を与え、体調不良を招くことがあります。

対策として…
①十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事。
②温かい飲み物を摂ることで体を温める。
③適切な服装で体を保温する。
④室内の湿度管理を行い、乾燥を防ぐ。
⑤定期的な運動やストレッチで血液循環を促進する。

寒暖差のある季節において、体調管理は重要です。
適切な対策を取りながら、健康な生活を送ることが大切です。
皆さんも注意してお過ごしいただければと思います。

2024.02.14

モザイクタイルコースター作り

こんにちは。
訪問看護ステーションしんえいです。
今回は、モザイクタイルコースターについてご紹介していきます。

先日、伸栄学習会でモザイクタイルコースター作りを行いました。
様々な模様のタイルを並べて、好きな模様を作成していました。
規則正しく並べたり、顔の形を作成したり、1人1人の個性が感じられてとても楽しいです。

また、作品を作っていくうえで生徒さんの楽しい、悩んでいる表情、「先生わかりません」といった活発な雰囲気が印象的でした。
また、作品作りを通して、自己表現する機会にもなりました。


ぜひ、皆様も一緒に作品作りをしてみませんか?
気になる方はお問合せお待ちしております!

2024.02.09

訪問看護での支援内容の一つ「ビジョントレーニング」

今回はビジョントレーニングについてご紹介・ご説明します!

【ビジョントレーニングとは?】
日常生活におけるさまざまな課題を解決する為に「見る」機能を高める練習全般を指します。

【ビジョントレーニングの効果】
1.眼球運動トレーニング
見たいものにすばやくピントをあわせる力を身につける

2.視空間認知トレーニング
見たものの形や色、距離感を正しく認識出来る

3.眼と体のチームワークトレーニング
眼から入力された情報にあわせて体を動かす働きを改善させる

【具体例】
本を読む時に行や字を読み飛ばしてしまう、ハサミを使った作業など細かな手作業が苦手
→線なぞりや線迷路など目で追う練習

黒板の文字を写すのが遅い、球技が苦手
→ランダムに書かれた数字や文字を読む「目のジャンプ」「文字探し」「ランダム読み」

探し物が苦手、お絵描きや図形の問題が苦手、人や物によくぶつかる
→見本と同じ形を作る「タングラム・パズル」「点つなぎ」

文字が綺麗に書けない、手先が不器用
→ お手本の人型と同じポーズを取る「まねっこ体操」、図に描かれた矢印の方向を声に出し両手をその方向に動かす「矢印体操」

トレーニングの意味や何のための運動なのかが分かると、ビジョントレーニングをしっかり理解して行うことが大切です!

当ステーションでは1人1人のお子様にあったビジョントレーニングも行なっていますので
お気軽にご相談ください!

2024.02.01

バルーンアート

バルーンアートは風船を使って様々な形やデザインを作ることが出来るアートです。

❀バルーンアートの利点❀
・視覚的な効果:鮮やかな色彩や独創的な形状を持つことにより、人々の視覚を引き寄せ、楽しい雰囲気を演出します。
・雰囲気づくり:空間の雰囲気を変えるのに効果的です。
・写真映え:写真撮影において魅力的な要素となります。
・リラックス効果:軽やかで柔らかい雰囲気があり、人々にリラックス感を与えることがあります。これは、特にストレスの多い状況や環境で効果的です。
・子どもたちへの喜び:子どもたちは、バルンアートが大好きなことが多く喜ぶ顔を見ることが出来ます。

実際、訪問で子どもたちと一緒に取り組むと、雰囲気もより和やかとなり楽しくて一緒に笑顔になることが出来ます。また、大人の方でもつい集中してしまいます。



寒い時期、家で過ごす時間が多いと思いますので、良かったら皆さんも作ってみてくださいね♪ 

2024.01.26

高次脳機能障害について

今回は、高次脳機能障害についてご説明します。
高次脳機能障害とは、脳梗塞やくも膜下出血もいった脳血管障害や、事故などによる脳外傷、心肺停止による低酸素脳症などで脳がダメージを受けたことにより、注意力・記憶力・言語・感情のコントロール等がうまく働かなくなる認知機能の障害です。
中途障害のため、以前できていたことがうまくいかなくなり、日常生活または社会生活に支障をきたしますが、外見からは分かりづらく「見えない障害」とも言われます。ご本人も周囲も症状に気づきづらいため、周囲から理解されにくく、ご本人・ご家族は辛い思いを抱えやすいです。

◯代表的な症状
高次脳機能障害にはさまざまな症状があります。ダメージを受けた脳の部位やその大きさによって症状は異なります。
また、1つの症状だけでなく、重複して現れることも多いです。元々の性格や周囲の環境も症状の現れ方に影響します。

・脳疲労(神経疲労・易疲労)
脳の病気やケガの後は頭が疲れやすくなっています。ご本人には自覚がないことが多いです。「やる気がない、怠けている」と誤解されてしまうことがあります。
例)いつも眠い、ぼーっとしている
 動きや反応が遅い
 課題・作業等にミスが増える

・病識の低下
自分を客観視することが難しくなり、自分の障害について認識していない状態です。
例)以前と変わらない、困っていることはないと言う
 症状から考えると難しいことでも、できると言う

・注意障害
必要な情報に適切に意識を向けることが難しい状態です。
例)気が散りやすい・集中力が続かない
 見落とし、聞き漏らし、勘違いが多い
 忘れ物や失くしものが多い、片付けが下手になった

・記憶障害
病気やケガの前に経験したことを思い出す/新しい出来事や約束を覚える/忘れないでいる/必要な時に思い出す等ができない状態です。
例)今日の日付を間違える/忘れている
 突然入った予定、普段とは違う予定を忘れる
 部分的に間違って思い出す

・遂行機能障害
段取りをつけて効率よく作業を進める/計画を立てて行動に移す/計画外や予定外のことに対応する、等が難しくなります。
例)段取りが悪くなり、行き当たりばったりの行動が増える
 優先順位がつけられず、何から手を付けていいかわからない
 時間の見積もりが苦手で、遅刻を繰り返す

・社会的行動障害
脳は、興奮と抑制を適度に調節します。病気やケガ等で脳にダメージを受けると感情や行動がうまくコントロールできなくなることがあります。
①脱抑制
 我慢ができない
 無制限に食べる
 してはいけない行動とわかっていても抑えられない

②感情コントロールの低下
 いつもイライラしている
 ちょっとしたことで腹を立てる
 すぐ怒ったり、笑ったり、感情が爆発してしまう

③発動性の低下
 自分から何もしようとしない
 やる気がでない

④固執
 ひとつのことにこだわって、やり方や考えを変えられない
 いつまでも同じことを言い続ける

⑤対人機能拙劣
 場の雰囲気が読めない
 相手の立場に立つ、相手の気持ちを思いやることが難しい

生活していくポイントとしては
・体を動かして体力をつける
・規則正しい生活
・家事や社会参加がリハビリになる
・自分にあった方法・環境を整える
・困っているときはサポートを求める

できることからひとつづつ、やっていくことが大事です。

2024.01.25

「ビジョントレーニング」の研修会を開催しました

こんにちは。伸栄学習会です。

2024年に入り、1ヶ月が過ぎようとしています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
伸栄学習会では、1月23日にビジョントレーニングの研修会を開催しました。
研修会では、「視覚機能」「評価」「支援例」についてスタッフ間で共有をしました。

特に評価においては盛り上がりを見せ、実際にビジョントレーニングの資格を持ったスタッフによる指導を行い、スタッフ間で実践しました。
評価の中には、「目の動きを視るもの」に加え、「身体全体と関連付けてみるもの(原始反射)」などがあり、目の機能と身体全体の関連性についても学ぶことができました。
1時間30分、とても有意義な時間を過ごすことができました。

子どもたちの成長の中で、「◯年生から勉強についていけなくなった」「子どもの将来が不安」「学校に行かなくなった」ことで不安に思われる方も多くいらっしゃると思います。
そういった背景には、視覚機能の弱さから、「ノートを取ることが追いつかない」「黒板とノートを交互に見るときに上手く両目が働かず、目が疲れてしまう」というようなことがあるかもしれません。
対処法の1つとしてビジョントレーニングを提案することができればいいなと感じます。また、視覚機能など身体のメカニズムについて知ることや評価の視点を頭に入れておくだけで、子どもたちの変化にも気づきやすく、対処しやすくなると思います。

引き続き伸栄学習会では、子どもたちだけでなくスタッフ間での学びも行っていき、よりよいものを提供できるように努めていきます。

以上、ビジョントレーニング研修会についてでした。 

2024.01.19

双極性障害について

今回は、双極性障害についてご説明をします。

双極性障害は活動的になる躁(そう)状態と、気分が落ち込むうつ状態を繰り返す病気です。
双極性障害のはっきりとした原因は不明ですが、脳のはたらきをコントロールする神経伝達物質のバランスが崩れることが関係していると分かっています。
そのほか、遺伝や生活習慣・ストレスなどの環境も関わっているといわれています。

双極性障害では躁状態の症状と、うつ状態の症状が繰り返し起こります。躁状態とうつ状態を繰り返す間隔は数カ月から数年までさまざまで、どちらにも当てはまらない時期があることもあります。

躁状態の症状
・ハイテンションになる
・開放的になる
・活動的になる
・自信満々になる
・怒りっぽくなる
・睡眠時間が短くなる
・新しいことを始めるが最後までやりきれない
など

うつ状態の症状
・1日中気分が落ち込む状態が何週間も続く
・食欲が減る
・無気力になる
・思考がうまくはたらかない
・事実と異なるマイナスな考えが浮かぶ
・喉の乾き
・便秘
・立ちくらみ
など

治療方法は薬物療法が基本になります。そのほか、心理社会的治療も、あります。