2024.01.29
浦安・行徳新聞に「訪問看護ステーション しんえい」が取り上げられました!
浦安新聞・行徳新聞に当訪問看護ステーションが取り上げられました!
精神疾患のある方に特化してサポートを行っている訪問看護は少なく、
今後さらに当訪問看護ステーションが認知され、サポートを必要としている方の生活がより過ごしやすくなれば良いなと思っております。
2024.01.29
浦安新聞・行徳新聞に当訪問看護ステーションが取り上げられました!
精神疾患のある方に特化してサポートを行っている訪問看護は少なく、
今後さらに当訪問看護ステーションが認知され、サポートを必要としている方の生活がより過ごしやすくなれば良いなと思っております。
2024.01.26
今回は、高次脳機能障害についてご説明します。
高次脳機能障害とは、脳梗塞やくも膜下出血もいった脳血管障害や、事故などによる脳外傷、心肺停止による低酸素脳症などで脳がダメージを受けたことにより、注意力・記憶力・言語・感情のコントロール等がうまく働かなくなる認知機能の障害です。
中途障害のため、以前できていたことがうまくいかなくなり、日常生活または社会生活に支障をきたしますが、外見からは分かりづらく「見えない障害」とも言われます。ご本人も周囲も症状に気づきづらいため、周囲から理解されにくく、ご本人・ご家族は辛い思いを抱えやすいです。
◯代表的な症状
高次脳機能障害にはさまざまな症状があります。ダメージを受けた脳の部位やその大きさによって症状は異なります。
また、1つの症状だけでなく、重複して現れることも多いです。元々の性格や周囲の環境も症状の現れ方に影響します。
・脳疲労(神経疲労・易疲労)
脳の病気やケガの後は頭が疲れやすくなっています。ご本人には自覚がないことが多いです。「やる気がない、怠けている」と誤解されてしまうことがあります。
例)いつも眠い、ぼーっとしている
動きや反応が遅い
課題・作業等にミスが増える
・病識の低下
自分を客観視することが難しくなり、自分の障害について認識していない状態です。
例)以前と変わらない、困っていることはないと言う
症状から考えると難しいことでも、できると言う
・注意障害
必要な情報に適切に意識を向けることが難しい状態です。
例)気が散りやすい・集中力が続かない
見落とし、聞き漏らし、勘違いが多い
忘れ物や失くしものが多い、片付けが下手になった
・記憶障害
病気やケガの前に経験したことを思い出す/新しい出来事や約束を覚える/忘れないでいる/必要な時に思い出す等ができない状態です。
例)今日の日付を間違える/忘れている
突然入った予定、普段とは違う予定を忘れる
部分的に間違って思い出す
・遂行機能障害
段取りをつけて効率よく作業を進める/計画を立てて行動に移す/計画外や予定外のことに対応する、等が難しくなります。
例)段取りが悪くなり、行き当たりばったりの行動が増える
優先順位がつけられず、何から手を付けていいかわからない
時間の見積もりが苦手で、遅刻を繰り返す
・社会的行動障害
脳は、興奮と抑制を適度に調節します。病気やケガ等で脳にダメージを受けると感情や行動がうまくコントロールできなくなることがあります。
①脱抑制
我慢ができない
無制限に食べる
してはいけない行動とわかっていても抑えられない
②感情コントロールの低下
いつもイライラしている
ちょっとしたことで腹を立てる
すぐ怒ったり、笑ったり、感情が爆発してしまう
③発動性の低下
自分から何もしようとしない
やる気がでない
④固執
ひとつのことにこだわって、やり方や考えを変えられない
いつまでも同じことを言い続ける
⑤対人機能拙劣
場の雰囲気が読めない
相手の立場に立つ、相手の気持ちを思いやることが難しい
生活していくポイントとしては
・体を動かして体力をつける
・規則正しい生活
・家事や社会参加がリハビリになる
・自分にあった方法・環境を整える
・困っているときはサポートを求める
できることからひとつづつ、やっていくことが大事です。
2024.01.25
こんにちは。伸栄学習会です。
2024年に入り、1ヶ月が過ぎようとしています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
伸栄学習会では、1月23日にビジョントレーニングの研修会を開催しました。
研修会では、「視覚機能」「評価」「支援例」についてスタッフ間で共有をしました。
特に評価においては盛り上がりを見せ、実際にビジョントレーニングの資格を持ったスタッフによる指導を行い、スタッフ間で実践しました。
評価の中には、「目の動きを視るもの」に加え、「身体全体と関連付けてみるもの(原始反射)」などがあり、目の機能と身体全体の関連性についても学ぶことができました。
1時間30分、とても有意義な時間を過ごすことができました。
子どもたちの成長の中で、「◯年生から勉強についていけなくなった」「子どもの将来が不安」「学校に行かなくなった」ことで不安に思われる方も多くいらっしゃると思います。
そういった背景には、視覚機能の弱さから、「ノートを取ることが追いつかない」「黒板とノートを交互に見るときに上手く両目が働かず、目が疲れてしまう」というようなことがあるかもしれません。
対処法の1つとしてビジョントレーニングを提案することができればいいなと感じます。また、視覚機能など身体のメカニズムについて知ることや評価の視点を頭に入れておくだけで、子どもたちの変化にも気づきやすく、対処しやすくなると思います。
引き続き伸栄学習会では、子どもたちだけでなくスタッフ間での学びも行っていき、よりよいものを提供できるように努めていきます。
以上、ビジョントレーニング研修会についてでした。
2024.01.22
1/12・1/19伸栄学習会グループの「放課後等デイサービス 伸栄学習会」「児童発達支援 わかばの子」「通信制高校 松陰高等学校」が取り上げられました!
↑こちらをクリックしてご覧ください。
伸栄学習会では、一人ひとりのニーズに応じて様々な形で支援を行っています。
気になるなぁという方はお気軽にお問い合わせください。
2024.01.19
今回は、双極性障害についてご説明をします。
双極性障害は活動的になる躁(そう)状態と、気分が落ち込むうつ状態を繰り返す病気です。
双極性障害のはっきりとした原因は不明ですが、脳のはたらきをコントロールする神経伝達物質のバランスが崩れることが関係していると分かっています。
そのほか、遺伝や生活習慣・ストレスなどの環境も関わっているといわれています。
双極性障害では躁状態の症状と、うつ状態の症状が繰り返し起こります。躁状態とうつ状態を繰り返す間隔は数カ月から数年までさまざまで、どちらにも当てはまらない時期があることもあります。
躁状態の症状
・ハイテンションになる
・開放的になる
・活動的になる
・自信満々になる
・怒りっぽくなる
・睡眠時間が短くなる
・新しいことを始めるが最後までやりきれない
など
うつ状態の症状
・1日中気分が落ち込む状態が何週間も続く
・食欲が減る
・無気力になる
・思考がうまくはたらかない
・事実と異なるマイナスな考えが浮かぶ
・喉の乾き
・便秘
・立ちくらみ
など
治療方法は薬物療法が基本になります。そのほか、心理社会的治療も、あります。
2024.01.15
寒い日が続き、冬らしくなってきましたね。
訪問看護では、大人の精神疾患の方の訪問もおこなっております。
精神疾患の一つの統合失調症についてご説明をします。
・統合失調症とは
統合失調症は、こころや考えがまとまりづらくなってしまう病気です。そのため気分や行動、人間かんなどに影響が出てきます。
統合失調症には、健康なときにはなかった状態が表れる陽性症状と、健康なときにあったものが失われる陰性症状があります。
陽性症状の典型は、幻覚と妄想です。幻覚の中でも、周りの人には聞こえない声が聞こえる幻聴が多くみられます。
陰性症状は、意欲の低下、感情表現が少なくなるなどがあります。周囲から見ると、独り言を言っている、実際はないのに悪口を言われたなどの被害を訴える、話がまとまらず、支離滅裂になる、人と関わらず一人でいることが多いなどのサインとして表れます。
早く治療を始めるほど、回復が早いといわれていますので、周囲が様子に気づいたときは早めに専門機関に相談してみましょう。