お知らせ


2024.01.19

双極性障害について

今回は、双極性障害についてご説明をします。

双極性障害は活動的になる躁(そう)状態と、気分が落ち込むうつ状態を繰り返す病気です。
双極性障害のはっきりとした原因は不明ですが、脳のはたらきをコントロールする神経伝達物質のバランスが崩れることが関係していると分かっています。
そのほか、遺伝や生活習慣・ストレスなどの環境も関わっているといわれています。

双極性障害では躁状態の症状と、うつ状態の症状が繰り返し起こります。躁状態とうつ状態を繰り返す間隔は数カ月から数年までさまざまで、どちらにも当てはまらない時期があることもあります。

躁状態の症状
・ハイテンションになる
・開放的になる
・活動的になる
・自信満々になる
・怒りっぽくなる
・睡眠時間が短くなる
・新しいことを始めるが最後までやりきれない
など

うつ状態の症状
・1日中気分が落ち込む状態が何週間も続く
・食欲が減る
・無気力になる
・思考がうまくはたらかない
・事実と異なるマイナスな考えが浮かぶ
・喉の乾き
・便秘
・立ちくらみ
など

治療方法は薬物療法が基本になります。そのほか、心理社会的治療も、あります。