2024.03.22
『アロマテラピー』とは?
今回はアロマテラピーについてお伝えします。アロマの力を借りて、季節の変わり目の不調を乗り越えましょう。
◯アロマテラピーとは
アロマテラピーとは、「植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法」と定義されています。
植物がもっている香りを、心身の癒やしに役立てようという考え方は、古代エジプトの壁画に香油の壺や香炉が描かれるように、数千年前からありました。
アロマテラピーは日本語では芳香療法と訳されており、植物の花、葉、茎、根、樹皮などから水蒸気蒸留で抽出した精油を用いる方法が一般的です。
アロマテラピーは広義ではコーヒーの香りで目覚めたり、ショウガの香りで食欲が湧いたりすることが含まれます。
◯アロマテラピーの健康効果
人が香りを感じる仕組みは、空気中に漂う香りの成分が呼吸と共に鼻に入り、その香りの成分が鼻の嗅粘膜に溶け込み、香りの成分を情報として嗅細胞がキャッチします。
その後、嗅神経・嗅球・嗅索を通り、大脳に伝えられ、人は香りを感じます。
香りの刺激によって、集中力が高まったり、鎮静効果をもたらしたりします。
また、アロマテラピートリートメントなどでは、精油成分が皮膚から働きかけることもわかっています。
他にもアロマテラピーによって、
免疫力に関係するNK細胞活性値が上昇したり、
女性ホルモンの一種であるエストロゲン濃度が増加したり、
月経痛が改善したり、
メラニン産生を抑制したり、
副交感神経の高まりによって動脈機能が改善したり、
多くの身体への効果が報告されています。
アロマオイルの香りには期待できる効果があるといわれていますが、アロマオイルの香り選びで一番大切なことは、必ず自分の鼻で香りを試して「よい香り」だと感じるものを用いることです。
・集中力を高めたいときに向いている香り→ペパーミント、レモン、ローズマリー、ユーカリ
・眠れないときに向いている香り→カモミール、ネロリ、マージョラム、ラベンダー
・やる気がでないときに向いている香り→クラリセージ、グレープフルーツ、ジャスミン
・元気がでないときに向いている香り→グレープフルーツ、カルダモン、レモングラス、ローズマリー